二合半坂 (千代田区)


二合半坂 (千代田区)

この坂は二合半坂と呼ばれています。名前の由来は諸説あります。
『再校江戸砂子』という史料には、日光山が半分見えるためと書かれています。なぜ「日光山が半分見える」と「二合半」になるのでしょう。このことについて、『新撰東京名所図会』という史料での考えを紹介しましょう。
富士山は麓から頂上までを十分割して一合・二合・・・と数えますが、西側に見える富士山と比べると日光山はその半分の高さ(五合)に見え、その日光山がこの坂からは半分しか見えないので五合の半分で二合半になるという考えです。
この他に、あまりに急な坂であるため一合の酒を飲んでも二合半飲んだ時のように寄ってしまうからという説もあります。
昭和五十一年三月  (平成二十一年七月補修)  千代田区教育委員会掲示板より

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