桜家・三島

川のせせらぎをききながら源兵衛川の遊歩道を歩いていると、甘さの絡んだ醤油の焦げた香ばしい香りにたまらず香りの方向に歩いていくと桜家さんからウナギを焼く煙がもくもくと上り、こちらへと誘っている。 連れに「食べていくか」と目…

夢のこと

夢の話だけど、と前置きしとく 俯いた大ちゃんを抱き上げて顔を覗き込むと心臓が止まりそうになった 左目が不自然に奥まって見開いたその瞳の色がカンロ飴のような黄色している 透き通って綺麗な黄色には瞳孔がなく、ただ細い糸のよう…

▲坂坂坂

今月号の「広報あたみ」が何だか瑞々しくって素敵! と思ったら表紙と「坂」の特集を熱海高校パソコン部の生徒さんが企画、執筆、イラスト作成をしたとか。 ピンクの文字で「▲坂坂坂」と手書きフォントで書かれたタイトルが目を引く。…

ジェロという名の猫

長毛の三毛さんに出会ったのはセリアの駐車場でのこと。 生垣の石積みに腰かけた年配の女性の横に見守るようにちょこんと座った猫ちゃんの少し寂しそうな顔に惹かれて近寄ってゆくと予想に反して人懐っこい猫ちゃんで迷わずに近寄ってき…

残念な話

日曜日のランチタイム、熱海では少ないインド・ネパール料理のお店が近くにあり入店。 13時を過ぎたせいかお客様は私たちだけで奥のテーブル席に。 最初に対応して下さった外人スタッフさんとはイマイチ会話が通じず。 オーダーはセ…

「大好き」の大

大と愛が仲良くしてると思っていたら、次の瞬間にはにらみ合いが始まり追いかけっことなるパターンが多い。 子どもの喧嘩に親が出てはいけないと言う言葉の通り、途中で「やめなさい」なんて言われたら、それはそれで猫同士フラストレー…

土筆めっけ!

今朝はスリングに入ってお散歩に行ってきたよ。 途中でワンコ連れのおっちゃんが歩いてきたから、スリングに潜って隠れちゃった。 キャンキャン吠えるもんだから、おっちゃんが気の毒そうな顔してたけどボクへっちゃらだいっ。 それか…

艶やかな美人

先日、桜の花びらが絨毯のようになってガーデンカフェの屋上ベンチに散らばっているのが美しくて、1日過ぎても写したりない気持ちが沸々と沸いて仕方ないので、リプルさんにまたのこのことカメラ片手にでかけた。 同じ場所に立ったら何…

ガーデンカフェリプルさんで見つけた美しい季節の色 寒緋桜だろうか緋紅色の花びらが散って雨に打たれていた 「冬桜」は物寂しく感じるが、緋桜の艶やかさといったら比べるまでもない 寒緋桜は冬の季語だが次の季節へと移ろいでいるの…

ピキニキ (Pikiniki)

前日の天気予報は「傘マーク」だったから車のバックドア開けて雨傘を忍ばせておいた。 夜が明けて何となくスッキリしない空模様の下、車に乗り込んで伊豆市へと走る。 途中、ユミコとはるなを拾った頃になるとどんよりとした空にうっす…

猫とあそぶ

あの子たちに会いに行った。 「エブリー」という名前で呼ぶのは世界で私たち夫婦のふたりだけ。 べっこうのような難しい模様で黒と明るい茶色のサビ猫ちゃん。 始めて会った時からスリスリしてくれた。 かと言って出しゃばる訳でもな…

素盞鳴神社 雛段飾り

空の色が海に映りキラキラと陽射しを反射しながら広がる。 神社本殿へと向かう曲がった参道の両脇には白い水仙が咲き、黄色い実で枝が垂れさがった柑橘類の樹木が並んでいる。 朝、着こんだ上着を脱いで汗をぬぐいながら歩くと海の方か…