こんなに沢山の吊るし雛が一堂に会しているのを見たことがありません。母屋にお邪魔させていただくと鮮やかな色彩に目を奪われました。
「旅館の女将が吊るし雛作るが大変だって言ってたよ」との会話が聞こえてきましたが、なるほど地元の婦人会の皆さんが仕事をこなしながら、空いた時間で手作業するのは如何程の労力が費やされたのだろうと感謝するほどでした。
開成町「瀬戸屋敷ひなまつり」は江戸時代、旧金井島の名主を代々つとめた瀬戸家が、家屋を構えてきた古民家で地元の蔵から発見された300年前の「享保雛」や瀬戸屋敷収蔵の人形、そして地元の婦人会の皆さん手作りの「吊るし雛」等、古民家や蔵の魅力と合わせて楽しめます。
蔵の方から道を挟んで、古民家ギャラリーもありワークショップ(この日は瓢箪ランプ)等も開催されており、もっと時間にゆとりを持ってくればと後悔しました。