今日のにゃんこは「おいなりちゃん」(仮称)です。
先日の朝のこと、夫を見送った帰り、大ちゃんを胸に抱いて歩いていると少し先の道路を横切り駆け抜けて行った猫がいました。
そしてその子を追いかけ(サザエさんみたいに)ご婦人が行く先を見送っていたのでお話を聞くと、おいなりちゃんは朝晩ご飯を食べに来る外猫ちゃんで、お家の子にしたいけど警戒心が強くてなかなか難しくて家中の窓やドアを開放し猫ちゃんがINした隙をみて全て閉じて外に出られないようにしたら、もの凄い勢いで家中を走り回って(どこかに体をぶつけて怪我しちゃうんじゃないかしら)と心配になって断念したそうです。
そして話は続き「私が悪いんだけど」と前置きして「仏壇にいなり寿司を供えていたら、ちょうどあの子がおいなりさんを口にくわえて振り向いた時に私が部屋に入って、ふたりともにらめっこしたまま固まって数秒そのままだったの」とのエピソードを困ったような顔で真剣に話してくれた時、私は口にいなり寿司を加えた猫とこのご婦人の様子を想像して可笑しくて吹き出したくなるのをやっとのことで堪えながら相槌をうつふりして俯いてしまいました。
そして私が「綺麗な子ですよねー」と口をはさむと「そうなんですよ!とっても可愛いんですよ」って。
その嬉しそうな顔を見ると、おいなりちゃんは外猫だけど、こんなにも心配してくれて愛してくれる人が居て幸せな子だなぁ。早く内猫さんになったらいいのになーと思いながら帰ったそんな朝でーす。