猫を天国に送ったときに何度そう思ったか。
もう猫なんか飼いたくない、
こんなに大好きなのに先にいってしまって…。
思えば幼少の頃から、猫をきらしたことがない。
学生の時は紺色の制服に毛がつくのがイヤだったけれど、それ以外で色々と考えても
猫と暮らして嫌だったことは胸に手を当ててよーく考えても思い当たらない。
逆に楽しかった思い出は両手を広げてもまだ足りない。
白猫に眉毛を書いた時、本猫の真面目な顔とのギャップが可笑しくて笑い転げた。
そして、大人になってからも悲しい時、苦しい時に慰めてくれたのはいつも猫だった。
猫依存症からはなかなか抜けられそうにない。
それでいいのだ。うん。