駅の古びた階段を下り商店街に足を踏み入れると、おもちゃ箱をひっくり返したような、
チープで賑やかであらゆる色彩で溢れかえったお店が立ち並んでいる。
古着、雑貨、定食、丼、居酒屋…色んな店が客を迎え入れようと趣向を凝らしてアプローチしてる。
小さなCAFEの入口さえ、灯りで惹きつけて客を取り込もうとしている。
灯りを頼りに虫が飛び込もうとするように。

K子の発表会(ベリーダンス)のため北沢タウンホールにきた。
すずなり横町のすぐ近く、ごくごく普通の区民会館でホールは300名入ると満席。
後ろにお喋りグループが陣取ったら最悪だし、布張りの薄いシートは隣の席で貧乏揺すりをしたら、
その列全員がかすかな振動を感じて不快になるだろう。
なにはともあれ、K子の出番を辛抱強く待つ。

学生の時は泣き虫だった女の子が、都会で十二単を一枚一枚重ね着するように、時間をかけて
そして確かに頑強な心を身につけたようだ。
けれど未だに優しい気持ちは失われずに彼女の芯の部分で輝いている。
そんなK子がステージ上でライトの輪を浴びている姿をみて、ちょっと嬉しい。

シモキタに来るのは始めてだ。
「天手毬」で担々麺を食べた。
看板に「どっちの料理ショー」出演とある…入るよねー。
店内に入って奥に進もうとしたら鏡だった^^;
カウンターだけの店内は思ったより狭い。

見た目ほど辛くはなく、スープは見た目がドロッとして一瞬ひけたがコクがあり結構好きかも。
ミンチが適量はいって、チンゲンサイとかいわれが口直しに。
焼き餃子も皮はもちっとして種はメリハリのある味でイケた。

時間がなくて南口商店街をちらっとしか歩いてないので、今度は反対側にある商店街にいってみたい。