日比谷公園

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数日前にTVの朝番で棚田に咲き乱れた「曼珠沙華」をみて、本物をみたい…と思っていたら、その気持ちを見透かされたかのように通りかかった日比谷公園に咲いていた。

モチロン初めて見る訳ではない、田舎にいる時はよくみかけた花だが近年は滅多に出会わなかった。
幼い頃はそこかしこの畦や畑の中に一面に広がった赤い花に不気味な印象を抱いていたこともあったが、それはこの花のもつ別名、彼岸花や「しーれい」(死霊からきた方言らしい)の響きや「毒だから絶対口にしたら駄目だよ」と強く言い聞かされた事からかもしれない。

けれど、山口百恵の「曼珠沙華」を聞いてからは妖し気でいてはかないこの花に一種独特の魅力を感じるようになった。
そしてこの花をみると、心の片隅でちくりと刺すような劣等感に苛まれる。

日比谷公園に向かう交番の前に「丸の内警察署」のプラカードを下げたカウパレードのオブジェが優しい目でたたずんでいた。敬礼。

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