男体山 870m、女体山 876m…山なのにその名前はどーよ、と思います。
相方の愛書「関東の山歩き100選」という本を手に取ると「筑波山」の頁が自然と開くので、今度はここかな…と思っていたら、「筑波山に歩きに行こうか」と声がかかりました。
まぁ、標高876mならそれほど高くないし大丈夫でしょう…と、すんなり家族会議で承認されていざ筑波山へ。
秋葉原(TX快速45分)→つくば駅(つくば山シャトルバス50分)→つつじヶ丘→女体山頂→セキレイ茶屋→御幸ヶ原→男体山頂→自然研究路→筑波神社→つくば駅→秋葉原の予定で出発。
詳細は相方が書いた「素人なりの山登り」をどうぞ。
筑波山は「西の富士、東の筑波」と言われ万葉の昔から親しまれた山で、日本百名山の一つに数えられ、歌垣(うたがき)の場として知られています。(歌垣は、男女が集まり求愛の歌をやりとりして恋愛関係になる行事)
新古今和歌集/源重之
つくば山は山しげ山しげけれど 思ひ入るにはさはらざりけり
筑波山が端山・茂山と繁っていても、人はみな山の中へと入ってゆきます。
そういうように、いくら人目がうるさくても、あなたに惹かれてゆくことの妨げにはならないでしょう。
・・・言うよねー。
それに筑波さんのふもとにある筑波山神社は、 イザナギとイザナミの二神がまつられてて、全国屈指の由緒ある神社で「縁結び、夫婦和合の神」として信仰を集めているんだって。山歩きして夫婦和合もお祈りできるなんて一石二鳥♪(後に四苦八苦となる)
筑波山の茶屋や御幸ヶ原の売店には「前足が四本、後ろ足が六本」の四六のガマで有名なガマ油軟膏の発祥の地てことで、たくさんのガマの置物が置いてあります。中には店先に昆虫の飼育かごに入れられたガマもいました。ひゃー。
歩きはじめて分かったのですが結構な岩場つづきで坂もきついぢゃん。とはいえケーブルカーで8分、ロープウェイで6分で山頂の景色を手軽に楽しめるので、この日も幼稚園(保育園?)の遠足グループが青いお揃いの帽子とスモック姿で先生に引率されて、とっても可愛かったです。でもあの子たち「夫婦和合」の意味って知らないのよね、きっと。ふふん。
下山道も整備されているな…と思っているうちに岩場つづきになり、太陽も沈み始めて休憩する時間がなくなったので泣きっ面に蜂状態でした。途中、ケーブルカーが上下から交差して行き過ぎるのを横目に(あれに乗れば8分…とほほ)暗くなりはじめた道を急ぎました。
神社入口の灯りが見えたとき、ホッとしたのもつかの間シャトルバスの最終が出てしまったことを知り呆然。その際、親切にバスの時刻表を調べてくれ、遅くまで運行している停留所まで送ってくれた方がいて心が温かくなりました。
Special Thanks
つくばグランドホテルの運転手さん
つくばグランドホテル
〒300-4352 茨城県つくば市筑波1050-1TEL029-866-1111 FAX029-866-0152
宴会のオプションでがまの油売り口上 8,400円 (8,000円)がオーダーできるのって面白い。