日経の景気指標に面白い記事があった。
題して「消えたミセス・ワタナベ」
かいつまんで掲載すると以下のようだ。
主婦層を中心とする外為証拠金取引のデイトレーダーの数が激減したそうだ。
米欧で「ミセス・ワタナベ」と架空の個人名で呼ばれる日本の個人投資家の一群が潮を引くように外為市場から退場した。
リーマンショック後の金融市場の混乱に疲れ、嫌気がさしたのだろう。
彼女はどこに行ったのか…。
日銀の幹部は「ワタナベさんはパチンコ店に移動した」とみる。
マルハンやダイナムが発表した中間決算をみると、過去最高益となっている。
個人投資家の巨大マネーが踊る舞台が去年末に一変したのは間違いなさそうだ。
「個人投資家が復帰しない限り、円高は止まらない」と大手邦銀の為替担当者のいう。
円相場が対ドルで円高に1円動けば、トヨタ自動車の営業利益の約三百五十億円が吹き飛ぶ。
輸出業の浮沈のカギを握るのは、ワタナベさんかもしれない。