風の家 La cabane du vent



走り梅雨の金曜日、友人を誘い風の家に向かう。

西熱海の別荘地の奥まったところに薔薇や小花に守られるように「風の家」は存在していた。
週末の金~日曜と祝日の11時から17時までしか営業していないというので混雑していないだろう金曜日を選んだ。
上司のお宅を訪問する時のように少し身構えて入口のドアを開けると女主人の笑顔が迎えてくれて緊張が解ける。

店内…というより室内の居心地の良さそうな椅子に腰かける。
予め調べておいたメニューからピザと飲物、食後にアップルパイをお願いしようと決めていた。
友人が「ピザふたつと…」という言葉に被せるような早さで「ピザ二つは量が多すぎるからひとつを半分こしなさい」
そして「アップルパイが自慢なの。入らなくなるわよ」と。

数分が過ぎ、私の前にはジアンの花柄カップに上品な色の紅茶が満たされ、友人の前には500mlの缶ビールとグラスとナッツが置かれ、そして女主人も横に並んでくれて色んな女同士の話題で盛り上がり前からの知り合いだったかのよう。
大声で笑ったり時には深刻な顔して頷いたり、「今日は海が見えなくて残念だわー」と言うと「そうでしょうねー」と友人と相槌を打ち、女主人はピザをオーブンに入れる時やアップルパイを温めたりする頃合いを見て席を立った。

カップの底の花柄が見えそうになるとさりげなく勧めてくれるものだから私は紅茶を3杯も注いでもらい(おかわり自由みたいです)ピザに舌鼓をうち、アップルパイを味わいお腹も心も満ち足り、そんな風にしてあっという間に2時間半が過ぎた(友人が美容院に予約を入れて貰ったら多分もっと多くの時間が過ぎただろう)

「今度は海の見える時にお邪魔します」とお店を後にし紫陽花の咲く通りにでた。

この日のオーダー
ケーキセット(アップルパイ+ドリンク) 1200円
カントリーピッツァ 2400円
ビール 600円

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