日光東照宮坂下門で前回拝観し損ねた「眠り猫」を両目に焼き付け更に207段の階段を全速力で往復し奥院でしか頂けない眠り猫の絵馬を手にした余韻に浸っていると「昼飯の場所よろしくー」と言われ、義父と行くのに相応しいお店をチェックする。
「西洋料理」を冠した明治の館さんがヒットしたのでざっと見ると中々雰囲気も良さそう。
何てったって食べ物の味は景色等の環境が70%も占める程影響を受けるそうですから有形文化財に登録された洋館で食事できるなんて申し分ありません。
苔の階段を歩き進めると目の前に広がる緑の芝生や石造りの洋館を包むような樹々、そして扉を開くと明治の名残に満たされた上品な空間。
従業員の方のサービスからカトラリーのひとつひとつまで満足でしたが、ひとつ残念だったのは中央の席だったので、外の景色が歪んで見える古いガラス窓が近くで見られなかったこと(もしかしたらガラスは新しいものかもしれませんが)
私たちが在席している時間中も空席はすぐに埋まり、帰るときも席を待つ人が外の椅子に腰かけていたので少しだけ窮屈なテーブル配置は致し方ないのかもしれません。
地場産の舞茸や干瓢、湯葉等の素材を生かしたお料理は目にも嬉しく美味しかったのですが「むかし懐かしコロッケ」もオーダーしたのでデザートを少し残してしまいました。ごめんなさい。
気がつけばあっという間に過ぎた素敵な2時間でした。
【料理長のおすすめフルコース】
オードブル
じゃが芋と蓴菜の冷製スープ
真鯛のムニエル
舞茸たっぷりのステーキ
湯葉と干瓢のサラダ
パン
5種のデザート盛り合わせフルーツ添え
珈琲
【特撰とちぎ和牛テンダーロインのコース】
オードブル
スープ
テンダーロイン
湯葉と干瓢のサラダ
パン
チーズケーキとシャーベット
珈琲